パソコン活用研究ラピュタへの道(アセンブラ、DOS、Windows、旧型PCの活用研究)
USBシリアル変換ケーブル
1 USBシリアル変換ケーブル
最近のPCはシリアルコネクタがなく、RS232Cの利用ができません。
これは結構不便です。RS232Cで接続しデータ交換する必要は少なくなったとは言え、ないとお手上げの
場合もたまにはあります。
例えば、
(A) 古いPCとのデータ交換
古いPCとのデータ交換はRS232Cがないとほとんどお手上げなので、RS232Cが使えないとかなり困ったこと
になる。(RS232Cの具体的活用例についてはRS232Cシリアルデータ通信、FM-7/8復活作戦を参照)
(B) モデム、TAとの接続
(C) デジタルカメラとの接続
(D) PDAとの接続
などでRS232Cでの接続が必要な場合があったりします。
そんな時に、USBシリアル変換ケーブルが役にたちます。(以下のようなもの)
おじさんは、USB<−>D-sub 9ピンに変換するケーブル(4000円くらい)を使っています。
2 使い方
使い方はいたって簡単です。
USBポートにさして、ドライバーのインストールをするだけです。
ドライバーのインストールもWindows XPなら、自動的に「新しいハードの検出」がされて、あとは添付の
フロッピーディスクにあるドライバーをインストールするだけです。(ほとんど自動的に完了するはず)
ドライバーのインストールが完了すると以下のように、「デバイスマネジャー」上にポート(COMとLPT)が
現れます。(デバイスマネジャーは、Windows XPの場合、「スタート」−「コントロールパネル」−「システム」と
選択し、「システムのプロパティ」画面で、「ハードウエア」タブを選択し、その中の「デバイスマネジャー」を選択します)
USB serial Port(COM1)を選択して(右クリック)、プロパティを選択すると、以下のようにUSB
Serial Port(COM1)の
プロパティが表示されます。ここでは、RS232Cの通信プロトコルの設定をします。
通信プロトコルについては、RS232Cシリアルデータ通信 に詳しく書いてありますので参照して下さい。
「USB Serial Port(COM1)のプロパティ」の「ポートの設定」で、「詳細設定」を選ぶと、以下の詳細設定画面が
現れます。ここでは、受信バッファ、送信バッファの設定とCOMポート番号の選択ができます。
バッファはパフォーマンスを上げるには、大きくとり、接続エラーが出るようであれば小さくします。(接続エラーが
出るようなら、通信速度を下げた方がいいと思いますが)
「そのポート番号は使えない」とか「すでに使われている」(正確なエラーメッセージは覚えてません)とかいうニュアンス
のエラーがでるようであれば、別のCOMポートを選択してみて下さい。たぶんそれで解決するでしょう。
3 正常に動作しない場合
パソコンや周辺機器のなかでは、正常に動作しない場合もあるようです。おじさんは今のところ、使えないということは
経験してませんが、聞くところによると、ポートに直接アクセスするDOSプログラムでは使えなかったり、フロー制御
に対応してなかったりするそうです。(製品によっても違うようですが)
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